同じ言葉を放っていても、その発信者によって全然違って聞こえることもある。
ことアイドルさんって、そういうところあるな～と、しみじみ思っておるのです。
例えば「私を見ていて下さい」と言って走り出す姿は、逞しい半面、時として見ている側を置いていってしまうことがあるのですが、水無瀬さんって、とことん「こっちおいでよ」って空気を切らさないイメージなんですよね。
えっとね、つまりこんな感じ。
「ほら、みんな行くよ」ピッピー(笛)
サ○エさんじゃないですよ。ぽいですけど。
まぁ、イラストなので弛く描きすぎな感はありますが、要約するとこういうイメージだよ～ってことです。
これは、夢アドのリーダーである荻野さんにも共通して言えることだと思うんですが、「わたしの背中に着いてこい！」って言いながら、ちょいちょい後ろを振り返って、「大丈夫か～、着いてこれてるか～?」って確認してくれているように感じるんです。
とりわけ水無瀬さんは、躓いたり転んだり、へばって走れなくなったりしそうな人にも気を配っている印象がありまして、たぶんそういう相手には、「着いてこい」という言い方もしないんだろうな～とそんな気がしています。
自身は前へ前へと強い意志とビジョンを持って走り続けているのに、その体力の多くを置いてきぼりになりそうなファンに使っているような、そんな印象を受けるのです。
「誰かのはじめの一歩に」という言葉は、一見すると水無瀬さんのストーリーを目にした誰かが、後日「よーし自分も」となるような、そんな力強さにあふれた言葉です。
が、実際は、水無瀬さんを見ていると……その姿を目で追っていると、無意識に足が動き出している。という、よりマジカルな体感で納得させられる、ものすごい言葉だったりします。少なくとも、私にとってはそうでした。
私も、無意識のうちに大きな一歩を踏み変えさせてもらっていた経緯があるのです。(現場に顔を出すようになるよりも前のお話ですが……)
まぁ、年齢的なあれもありまして、「はじめの」では無かったんですが、自力では動かしようも、もう動かす気力すらなくしていた足に潤滑油でも注されたかのように、スッと一歩を促されていたのです。まぁ、この話は長くなるので割愛します。(既に充分長い)
そして、割愛した上でのイラストのイメージに話を戻しますと、やっぱり愉快なんですよ。楽しいんです。
走り出したら、絶対楽しいばっかじゃ済まないはずなのに、むしろ苦しいことの方が多いはずなのに、結論はいつだって楽しいんです。
だから、次の一歩もその次の一歩も、足を出し続けることが出来るのです。
たぶんですけどね、水無瀬さんがひとつひとつのトライを真剣に楽しんでいるのが伝わってくるからじゃないかなぁ～、と、思うのです。やってることは違うかもしれないし、スタートからの初速なんて人によってバラバラなはずだけど、一緒に走っているような感覚を覚えるのです。「わたしも頑張るから君も頑張れ」なんてことは言ってないんですが、言われないからこそ、変な気がまえなくスッと足が動くんだと思うのです。
それはまるで、笛の音に誘われるような不思議な感覚で、とても心地よく、ゆらりとした前進なのです。
サ○エさんじゃなくて、ハー○ルンの笛吹のような気もしますね。(べ、別に、愉快と誘拐をかけたいわけじゃありませんよ？💦)
カリオストロの城以降、心を盗まれるというのは、恋愛感情の専門用語みたいになっていますが、元来の心を奪われるという表現は、受動的に見えて、わりと能動的な様子を表す言葉です。
言い換えるのであれば、「夢中」というやつです。
私のお仕事はわりと集中力を要するのですが、「もっと集中しろ」という意味合いで、「集中より夢中！」という言葉を耳にすることがあります。
夢中って、盲目で我武者羅で時に危なっかしい印象も与える言葉ですが、それは見る夢次第ってわけです。
「夢」の有り様が実に多様ですからね。
逆手に取ってしまえば、「夢みる」という言葉もそう。わふわした印象を受けやすい響きだし、本来は空想を指す言葉だけど、みる夢によっては、より強い意思を指して使うことも出きるのです。
夢見が勝るとは限らないわけですから。
私は、水無瀬さんの見る夢が、、見せてくれる夢が大好きなので、夢の続きに胸を踊らさずにはいられんのです。
ということで、寝よう♪(寝れないけど)
