♥水無瀬ゆき♥さん描きたいマン(修行中)

ド素人による、水無瀬ゆきさんファンアート修行の軌跡 

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(但し、水無瀬ゆきさんご本人及びユキトモさんは、その限りではありません!)

かち かち かち かち…

なんだかんだで疲れているのか、、一記事上げるのに時間かかるから、時差が生まれちゃいますな…。

マイペースというよりは、這いペース…せめて牛歩ではありたいですね。。

現場にもなかなか行けないでしょうが、時間は有限…やりたいことに割く時間は上手に捻出しなければ、ですな。

そうそう。ブログLINKをTwitterのプロフに戻しました。夏場よりアクセス数が安定してきたのと、私がまたツイートを控え始めたのとで、リンクだけしれっと戻しておきました。

なんか手遅れだったような予感もしなくはないのですが…ここまで来たら、なるようにしかならないですから。。どーんとかまえて参りませう。

 

さてさて、ちょっと遅ればせながらのオーディションお疲れ様なのなの話なのかな…?違うのかな?

こういう記事が時差になるのはあまり芳しくないですが、そこは自分にドンマイで。。

 

 

残念、、悔しい、、

よく頑張ったよ… また次があるさ…

 

言うべきことも言い方もいっぱいあるのだろうけれど、どれもあんまりしっくり来ないんですよねぇ。。

オーディションって、思いの外見えないダメージを受けるもの。。個人的には就活とかの上位互換だと思ってます。えらく自尊心を消費しますしね。。

 

ぽっかり穴が空くのですよ…。その役のために空けていたスペースに、、心躍らせた分だけ大きな穴が。

そして、その穴は、あまり言葉では埋まらないものだったりする…と思っておるのです。

あくまで私の場合~…って話なんですけどね。

 

今回の言霊少女、私個人は最後までいけると思ってたし、水無瀬さんが他の候補者に何か劣っていたとは感じなかったので、、どのみちドンマイとしか言葉が出てこないのですけれど。。

あんだけ人数いたので当然っちゃ当然なんですが…、決まった人の名前聞いても「ぇ、誰?」って感じでしたしね。

結果に対しては。。

 

ただ悔しくはあるけれど、水無瀬さんにとっても、私たちオタクにとっても価値のある時間だったと思うのです。

 

勝手に盛り上がってた訳じゃないよね?

みんな、本気で勝ちをめざして走ってたよね?

その時間は確かにちゃんとあったよね?

無かったことになっちゃったりしないよね?

 

たぶんどれもちゃんとYES。

それなら良きなのですよ。私個人は満足ですし、ただ結果が残念だった…というだけのお話。(だけっていうとじゃっかん違う気もしますが、、そこはあえて…)

「よかったね」とは言えないけれど、良き時間だったな~とは思うのですよ。

 

副産物もいっぱいあったんじゃないかな~と思いますしね。

こればっかりは水無瀬さんご自身の体感的な部分を聞いてみなければ分かりませんが~…具体的に何かを目指して競うことで、視野に入ってくる技術もありますし、そもそも何かを目指すことは最大のバネです。

飛び上がった先が狙ったステージじゃなかったとしても、ネクストステージには変わりないのですよ。

本気の挑戦に空振りは存在しないんです。

私の音楽がほとんど進歩しない理由がそこにあり、、芝居ばかり嗅覚が育ってきたのがその証でもある。。選考にかかるというのは、それくらいには研がれ磨かれるものだったりするのです。

 

あと、、SHOWROOMってほんとに人柄出るので、やればやる程水無瀬さんに興味を持つ人は増えるだろう、と私は思ってたりするのです。

「仁義」は水無瀬さんの人柄からしてみれば序の口です。(曰く私)その仁義に乗っかってはじめて見えてくるハートフルな側面もありますし、その先で見かける出会いや発見もあったりするのですよ。

水無瀬さんは、ほんっとに色んな人のこと見てます。気にかけて、気遣ってます。

それは配信の端々からも感じることなのですけど、、嫌いな人、苦手なタイプはスルーしたって構わない立場なのに、そういう人のコメントさえも拾って返すのが水無瀬さん。時に噛み付いたとして、時に煽ったとして、無視されるより嬉しかったりするものです。

ってか、わざわざ顔出すアンチなんて、8割かまってちゃんなんだからw そういうめんどくせぇ人ら(←おまいう)も含めて、新たに水無瀬さんに惹かれた人、いっぱいいたんじゃないかな~って思ってます。

 

私、ジェイソンイベきっかけで水無瀬さんのオタクになった~って声をいっぱい知ってます。

きっと、今回も…そういう人いたんじゃないかなって思うのです。

そういう出会いもまた、価値あるものですよね。

 

まぁ、私個人は、水無瀬さんの配信全般大好きですので、ただただ贅沢な期間だった~っていう感想で十二分に締めくくれちゃうんですけどね。

 

 

はてさて、、そんなことを時間をかけて綴ってる間に、水無瀬さんは既に顔を上げて、良い形でオーディションを消化し昇華出来たみたいですから。

わたしは、みんなの外側からそっと思いを添えてスタコラサッサってやつを決め込みませう。

 

だから、今回はお絵描きもサクッといきませう。

ミクロちゃんの絵を描くのはこれが最後でしょうけど、水無瀬さんの挑戦は、きっとまた見ることが出来るでしょうから。

 

ミクロちゃん、素敵な夢と楽しい時間をありがとうございました!!


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結果に対して「運」という言葉を使ってしまうと、否定したくないものまで否定することになるので、言い方難しいんですが……

オーディションは、ほんとにタイミングと相性なんですよね。

 

だから、1回のオーディションに固執せず、何度もチャレンジすることに意味があるのですが~…

それに際して「済んだことは忘れて次だ次~」って言い方をする人を私は好かんのですよ。

オーディションは勝ち取るものですが、数撃つ中で価値を得る物でもあるのです。

ひとつひとつのチャレンジを価値ある物にすることで、自身の価値を上げていくのがオーディション。

だから、水無瀬さんの終わってからしばらく向き合うスタンスは、素晴らしいと思うのですよ。

 

ん~…。

昔話でも挟みませうか。

 

その昔、私オペラエキをやったことがあるんですが、、そのオーディションが典型的な集団オーディションなんですよ。

ブロック分けしたりすることもありますが、、何百人を一気に篩にかける日本では珍しいオーディションスタイルです。

 

オペラシティ、国立劇場大ホール。。

まぁ、大ホールっつってもキャパは1600ちょいなので、箱自体がデカいって訳でもないですが…日本のオペラのトップブランドですから、わりと厳しいオーディションがあるのです。

脇役一枠とっても、常連勢しか顔を並べられない大舞台なんだそうで…

 

私、四回落ちました。

初回は、、バイクで渋滞にハマってオーディションに遅刻しまして(おい)、サラッと落ちました。

まぁ、その後めっちゃ怒られて、現場へのバイク直行を禁止にされちゃったんですが…(若い頃は色々ナメてたんですよね…実際w)

ただ、おかげで運営サイドの人に顔は覚えられまして、、二回目の時に、話しかけられましてん。

因みに二回目は…一応2次まで行ったのですが…2次でただただ歩かされ、落ちました。

芝居をする人間にとって、「歩く」「立つ」は、喋ることより大切な基本ですが…同時にめちゃくちゃ差が出る難題でもあるのです。

裏を返せば、歩いて落とされるっていうのは、芝居する以前の問題と門前払いを食らったということ。

そして、その帰り際にこう言われたのです。

「君は感情芝居は出来るみたいだが、動きが粗い。たぶん何回受けても通ることはないだろう」と。(カッチーン)

 

まぁ、ご尤もなんですけどね。そもそもオペラエキというのは「動き」のみで表現する、ちょっと偏った演技スタイルが要求されます。(まぁ、ごく稀にセリフがあったりしますが)

特に「魔笛」などは、バレエかクラッシックダンスが必修となるくらい、歩き方から立ち姿まで体幹や四肢の動きを極めてきた人たちが参加するオーディションなのです。(気にせず「魔笛」も受けましたがw←)

ダンスの基礎すら知らない人間の軸の緩い動きは「流れている」と言われ、そもそも箸にも棒にもかからないというわけです。

ただ私が引っかかったのはそこじゃありませんでした。彼曰く「君はフォルムが独特だから、動きを覚えてもまず受からない」と。確かに、揃った動きを見せたい演目では、異物は邪魔になる。体格ひとつとっても理想系があったりするのです。(まぁ、古典なんかは衣装に限りがあったりしますしね)

 

「あ?(カッチーン)」と同時にニヤリ、でした。 裏を返せば、現時点でも「目にはつく」というお話。

事務所に帰り「受かるまで受ける‼️」宣言しました。

 

その人、わりと偉い人なんで、よくオーディション前後の統括をしていて、毎回の様にこんなこと言ってました。

「わたし達が探しているのはあくまでも食材を乗せるための器です。一級品の食材を乗せるための器は一級品でなければなりません」と。

演者な時点で器じゃねんだけどな~……w と聞き流してはいましたが、いやはや、嫌いな言い草でしたね。

オレは食材として紛れ込んでやろうじゃねーか♪ と、いきまいていたわけです。(いやはや、若いなw)

 

で、まぁ…四回落ちたってことは、五回目にして受かる訳ですが…。

受かる時はわりとあっけないもんだったのです。

 

何百人の中から、男女それぞれ十数名を選ぶ一日がかりのオーディション……。

1次はいくつかのグループに別れ(それでも同時に50人くらいはいます)自由演目の後に合格者のみ名前呼び…のパターン。

実は私、この時名前…呼ばれませんでした。

 

が、スタッフが誘導を始めようとした頃合に、振り付け師と通訳とスタッフが私を指さしながら討議を始めたので、、誘導が中断されちゃいまして……。(なんか、くっそ目立ってるんですけど~……)

 

あ、、言い忘れましたが、演出家も振付師も日本人じゃないので、現場は英語とイタリア語が飛び交って~からの通訳を通して日本語が届くシステムであります。

 

で、要約すると…

 

通訳「なぜ君がこっち側にいるんだ?って」

(や、あんたが呼ばなかったからやw)

親指くいっで、通過者の列へ…。

(へ?いーの?)くらいのノリで、1次通過を果たしましたとさ。

 

2次は肩ポン。コレけっこう辛かった…。

全員参加の耐久戦で、30秒に1回ポーズを決め、30秒維持の繰り返し……肩ポンされたら帰ってよし(落選)っていうわりと酷な選考。

ポーズ…と言っても、写真に写るようなそれではなく、「全身で力強さとカッコ良さを表現しろ」とのこと…。

めちゃくちゃ長かった。。これだけで50人くらい落ちたと思います。。

私はここで、審査員に喧嘩売りにかかりました。アンバランスな体格をこれでもかってくらい前面に押し出してやったのです。

これは、わりと何の審査にも言える事なんですが、相手の否定するものを矯正したり、気にしたりするのは時間もかかるし足枷になることが多いので、武器に変える術を考えてみる方がいい。勿論、変わらない物もあるし、矯正した方が良い場合もあるけれど、幸い体型の方は矯正のしようが無いものだったので、だったら見せ方を変えてやろう、、というのが私の答え。この賭けに(たぶん)勝ったので、私のオーディションは一気に楽になりました。

 

…で、3次、4次となんか色々やって(雑w)(このくだりは、わりと感情芝居が多かったので難なく通過した感じがあり、あんま覚えてないんです…)

最終選考は「使える」メンバーから、必要人数枠に絞り込む、決定者に肩ポン(2次の逆)スタイル。私にとってはリベンジでもある「歩き姿」。ただ歩くのではなく、往復毎に課題、テーマは変わります……ってな感じだったんですが、三人目で呼ばれたので、あとはボーっと見てました。(テーマの2つ目くらいで決まっちゃったので、その先はやってないのです)

 

1次こそ「どっちだよ!!?」って感じのスタートでしたが…終わってみれば、わりと最初から当確のストレートみたいな勝ち抜けでした。勝つ時はこうなのか…と。

 

ただ大事なのは、このストレートが五回目に訪れたという点だったと思うのです。

フィールド違いのチャレンジに合格するまでに、私は5回……実質一年半かかったわけですが。。この一年半で積んだものがなければ、この一発逆転もおそらく無かったのですよ。

私は演出家、振付師に明らかに気に入られていました。それは衣装合わせの時や稽古に入ってからも感じ取れたので、確かな感触ではあるのですが…

それは私の素材やキャラクターに対するもので、過去4回を通して、動きの基礎や「受け方」を見直してこなければ、その素材は活かされること無いまま、「技術不足」で切られていた……ということは、体感的によく分かるのですよ。

 

因みに「受け方」は、盗みました。

集団オーディションの時、私は審査もします。(勝手に)

誰を通して誰を落すのか、私の中で絞っていくのです。

明らかに通る人、確実に落ちる人……は、流石に見てればわかります。

しかして、その2極って実はあまり参考にならないのですよ。

誰が見ても「あ、こいつ通るな」って人は、華があります。技術も申し分なく、特別何かをしなくても勝ち上がっていくので、在り方と自信くらいしか見習うものがないのです。

逆に確実に落ちる人…は言うまでもないですが、、基礎不足、技術不足に加えて存在が薄く、わりと今更反面教師にするまでもない…ってことが多いのです。

それより知りたいのは、、ボーダーを越えてくる人たちがどうあるのか、、何をしかけてくるのか。

スレスレで届かない人には、何が足りなくて何をしくじったのか。

それを知るために目と耳を皿にするのです。サラッサラのサラダにするんです。

 

具体的なお話は、オペラエキやる人にしか役に立たないことも多々あるので、この受け方や見せ方の研究についてはさておくとして……。

 

オーディションって、わりと色んなものを否定しやがるんですよ。。言葉を通してだけじゃなく、、選ばないってこと自体ががっつり自尊心を抉ってきやがります。

通らなければ、振り返って敗因を検討したり、反省したりするのだけれど……。それもわりとしんどい作業なことが多いのです。。

芝居の場合は特に、根本的なとこ潰しに来られることも多いので、本気で心折れそうになるんですけどね…。

人格、人生経験、幼少期のトラウマ、、否定できるものなんでも否定されます。そういうタイプの演出家や審査員も、少なくないですから…。

 

ただ、実際に何か足りないなんてことは滅多に無いんです。

見方の問題。構え方の問題。向き合い方の問題。

それを模索して、取れる時に勝ちを取れればそれで良いのです。

 

そのためにはきっと負けも必要なんです。

価値ある負けが。

 

ま、オーディションは勝ち負けじゃないんですけどね。。価値ある負けって言ってみたかっただけであります。←

私は負けず嫌いなんで、分かってはいても勝負ごととして食ってかかりますけどね。←あまりよくない

 

今バカ売れしてる方々のオーディション失敗談みたいなのも聞いてみると面白かったりするもんです。

 

凹む時はべっこり凹んでも良いけれど、転んだからにはタダでは起きない!! そういう貪欲さがものを言うのですよ。

 

ふ~……

結局自分に言ってるな、、この話は。

 

折れたら全てが無駄になります。これは絶対。

でも、折れなきゃ必ず得るものがあるのですよ。

 

ただ、、私はその感覚を水無瀬さんに重ね過ぎてたかも…ってことに気づいちゃったのが今回のネックだったりします。

水無瀬さんの挑戦は水無瀬さんのもの。オタクとして全力応援するのはありありだけど、自分の挑戦心まで乗っけちゃダメだ。

 

そんなつもりはなかったけれど、こういう思考が走るのは、きっとそういうことだと思うのです。

 

顔上げなきゃならんのは、私自身。

勝つ前に立つ、、そういう喝なお話。