何をやっても半端な私にとって、水無瀬ゆきさんがどれ程輝いて見えることか。
てなお話。
例えばそれはお絵描きの話。
よく毎日○○~な企画を耳にしますが、私にはとても無理だから、そんな宣言はせずにコツコツ一枚ずつ描いていってるわけですが、、水無瀬さんはショールームの毎日配信にプラスアルファで、毎回サムネ(扉絵)を描き続けると宣言し、有言実行し、続けていらっしゃいます。
正直キツいと言いながら、スランプを挟みながら…未だにちゃんと描き続けている。
これが実はとんでもなく凄いことだ。ってのは、たぶん他の人よりちょっぴり強く感じているのです。
「ネタがつきる」とか、「才能ないから」みたいなこともぼやいてたことはあったんですが、何をおっしゃる!!!?の一言ですよ、ほんとに。
水無瀬さんは、引き出しの一角に絞って、ブランドカラーを決めて絵を描いてます。たぶん普通の感性なら、もっと早いとこネタがつきます。し、途中から、どんどん無難になってくるはずでなんです。それをやってのけてるんだから、ほんとに感服しちゃいます。
例えばそれはオタクの話。
元在宅だ~とか、職業が~って話を抜きにしても、私はとても半端なオタクでございます。
あえて、オタクと名乗らせてもらいましたが、私はオタクに憧れ続けて、オタクをやり通せたためしがない半端者にございます。
元々作り手への執着が強く、ピアノを習いはじめて一週間で「練習曲つまんない、自分で作りたい」と言って五線譜もらって帰ってくるような子どもでした。。
ただまぁ、当然ろくなもんは書けないわけで、最初の曲はとんでもない不協和音で幕を開けたのでした。
絵を描くように曲を設計する遊びは、その頃培った物だったりします(紙に書いてる時は脳内に一切音がないまま作りきる、およそ音楽とは言えない遊びです)
因みに私、未だに五線譜見ても曲なんか流れてこない音感ナッシーくんです。
見るのも聞くのも好きだけど、それがなかなか続かない。
例えば小説を読んでいても、途中でページから脱線し、勝手に脳内スピンオフを始めてしまう。例えば漫画を読んでると、途中でほっぽらかして紙と鉛筆取り出す。そんな子どもでした。
要は、受け手として落ち着きがないんですよね。飽きるというよりは、あ、これやりたい!ってなっちゃうタイプだったんです。
ただもちろん、やりたい!だけで出来るわけもなく、行き詰まって手が止まり、またほっぽらかしていた漫画を読み始めるという…。
アウトプットとインプットをいったり来たりしていて、どちらも半端で宙ぶらりんなまんま大人になったのであります。
基本的に「やーめた」ってなることは無いんですが、「これやりたい!」は、滅茶苦茶飛び火するもんだから、一つ一つが全然伸びないんですよね。
挙げ句、球技なんかも一通りはやってみた~い!ってなるもんだから、、
その点、我が推し水無瀬ゆきさんはと言えば、名ばかりのオタクではなく、ほんとに幅広い知識と蘊を蓄えていて、それを熱く語れる感受性とセンスをも持ち合わせているのです 。
その上で発信の側にも回っているんだから、もうマジ半端ねぇとしか言い表しようがありません。正に私の憧れていたライフワークを実践されてるお方なのです。
オタクを名乗るに恥じないレベルのポテンシャルを多ジャンルに持ち合わせていて、且つその多ジャンルにおいてアウトプッターにもなろうという。もう、どんだけですかあなたは?って感じであります。
正直なところ、水無瀬さんに「可愛いだけじゃダメですか?」って聞かれても、被せ気味に「いーよー」と即答するであろう私からすれば、どんだけプラスアルファを乗せてくるんだ!?ってな話です。
水無瀬さんはセンスの塊みたいな人ですが、表現者としてはわりとビギナーさんです。お若いですしね。
でも、だからこそなんです。
私は昔から、若手、ビギナーの突っ込んだ感性が大好きです。剥き出しのセンスや荒削りな表現も大好きです。そういう環境に身を置いてきましたからね。でも本当は、そういう才能が研ぎ澄まされて磨かれていく様を見るのが一番好きだったりします。
水無瀬さんの凄いところは、感性にはやや尖ったところがあるのに、作品に不必要な尖りがないことなんですよね。その一方で、わりとシャープで鋭利なもの作りをする方だなぁ~と感じています。
磨く準備が出来ている、という印象を受けるのです。
尖った部分で個性やセンスを見せるのは、わりと簡単だし、それ故に浅くなりがちです。
水無瀬さんは、端からそういうのに頼っていない気がするのですよ。その上で攻め気だから、かっこいいんです。
痺れて唸りますよ、ほんと。
アイドルだけど○○、とか、アイドル枠、とか、そういう前置きをなしに、十二分に魅力的でワクワクさせてくれる、若手クリエイターさんなのです。
あれもこれもやってて凄いね~、じゃないんです。それぞれの側面にはっきりと魅力があるのです。
だからこそ圧倒的なんです。
勿論、アイドルとしても!!
やっぱマジハンパねぇですよ、水無瀬さん。